投稿日:2016.08.04 最終更新日:2016.08.04
ガラス疑似体験
「3・11東日本大震災」そして「熊本地震」が発生し、私たちが暮らす東海地方においても「南海トラフ巨大地震」がいつ起きてもおかしくありません。その時、大切な命を守るために、日野保育園でも、保存食や水、緊急持ち出し袋などの準備をしております。
また、地震や火災に対する避難訓練と不審者に対する避難訓練を毎月1回ずつ行っており、月ごとにいろいろな場面を想定し、どのように避難するとより安全なのかを職員間で常に見直しています。園全体の避難訓練の時だけではなく、各クラスで、日頃から、素早く防災クッションを被れるようにしたり、サッと保育士の周りに集まれるようにしたりと、子ども達が自らの命を自ら守る行動が身に付くように努めています。
8月は年長・年中も午睡があるので、避難訓練は、午睡時に地震が発生することを想定して行いました。震災時は、ガラスなどの落下物で、怪我をするケースが多いようです。それをふまえ、ガラスが飛散した床を想定して、卵の殻の上を裸足で歩く体験をしてみました。「チクチクする」などと言ってなかなか歩を進めることができない子もいる中、「本当のガラスは足に刺さったりしてもっと痛いんだよ。だから、逃げる時はちゃんと上靴を履いてないと危ないよね。」と子ども達が気付きました。避難の時、上靴をどうやって準備するといいのかなども子ども達と話し合いました。それから、家庭でも、夜に地震があった時は、どうするのかなどお家の方と相談できるように話しをし、子どもたち自身が自分の命を考える機会になるよう保護者の方にもご協力を呼びかけました。